学校訪問記

宝仙理数学園中学高等学校共学部 理数インター

宝仙学園中学校 共学部理数インター・宝仙学園高等学校 共学部理数インターの塾説明会に参加しました。

 

 

【学校までの道のり】

最寄り駅である、東京メトロ丸の内線・都営大江戸線「中野坂上」駅から、徒歩3分の距離にあります。丸の内線を利用すれば、新宿駅から2駅(乗車時間4分)であり、少し視線を上に向ければ、東京都庁舎が目に入ります。都心のど真ん中といった立地ですが、校舎の周囲には宝仙寺の敷地に広がる木々などがあり、落ち着いた環境で勉学に臨むことができます。

 

【説明会でのPRポイント】

グローバル教育の一環として、5年生(中高一貫校のため、高校2年生に当たる学年)
でサンフランシスコ研修旅行に行きます。ヨセミテ国立公園での自然体験やサンフランシスコの街での異文化体験もありますが、プログラムの1つに、スタンフォード大学での学術体験が含まれています。大学キャンパスツアーへの参加の他に、スタンフォード大学講師の講義体験。そして、生徒が大学講師に向けて、英語でのプレゼンテーションを行います。コミュニケーションの手段として英語を活用する場を作ると同時に、異文化体験を通した英語学習への動機づけが目的とされています。自分自身がこれまで学んできた英語を振り返ると共に、今後の学習意欲をさらに高めてもらう行事です。

 

【大学進学実績】

2007年よりスタートした理数インターコースですが、2015年度で3期生の卒業を迎えています。GMARCH以上の難関大学合格実績を見ると、1期生84名(卒業生57名)、2期生97名(卒業生78名)、3期生178名(卒業生122名)と、年々増加しているのが分かります。注目するのは合格者数に加え「合格率」です。2015年度卒業生内訳を見ると、国公立大28名、医学部医学科7名、早稲田・慶應・上智・東京理科大・ICUなど62名。国公立・早慶の合格実績が卒業生全体の44.3%と、都内私立高校の内、共学校では第4位という高い合格率を出しています。まだ始まったばかりのコースですが、国公立・早慶を視野に入れる生徒にとって、注目すべき学校の1つです。

 

【入学試験】

2016年度入試で「公立一貫入試対応入試」が8回目を迎えます。過去2年連続で出願者が550名を超えると共に、昨年の受験者数は541名を数えました。多くの出願・受験者を集める要因の1つとして、入試当日に試験に並行して保護者会を行っています。学校の特徴や卒業までのイメージなど、保護者の方々に改めて説明の機会を設けることで、より一層宝仙学園中学校 共学部理数インターを知ってもらう工夫が成されています。
2015年度高校入試は「B特待の事前約束廃止」と「3月入試の廃止」がスタートすると同時に、都立併願校ベスト3に入る「都立戸山高校」の学級減少の影響を受け、受験者数の減少が予測されました。しかし結果を見ると、入試相談・受験者数の減少は見られず、実受験者数は昨年夜57名増加しました。2015年度入試の合格実績も向上したため、今年度も受験者数は増加が予想されます。

 

【学校の特徴】

好調な大学進学実績を支える、キャリア支援に注目しました。理数インターでは「進路指導」という言葉から「進路支援」という言葉に変更しています。進路決定の主体は生徒にあり、生徒の夢を指導するのではなく共に支援するという考えから来ています。進路支援部では毎日5人から6人の生徒とコーチングを行い、日々の不安や悩みなどの解消を図っています。生徒との信頼関係が構築されるため、学習面での相談や日常生活の悩みなど、生徒から尋ねてくる関係性が生まれています。教師の主導ではなく生徒が主体的に動くことにより、生徒自身が成長を実感することができます。

 

【まとめ・総括】

宝仙学園 理数インターの校名ですが、「インター(inter)」とは何かと何かを「つなぐ」という意味があります。自分と誰かがつながるだけでなく、人と人とを結び付けることのできる人材になってほしいという願いが込められています。そして、その「つなぐ」ために必要となる力が「理数」です。物事を論理的に考え・伝えることができ、国際社会の一員として求められる必須の力です。大学進学実績に注目しがちですが、次代の人材育成にも強みを持つ学校です。