学校訪問記

カリタス小学校

カリタス小学校の「カリタス総合Day(総合教育活動の取り組み見学会)」に参加してきました。

 

 

【学校までの道のり】

校舎から最も近いのは、JR南武線「中野島」駅(徒歩10分程度)ですが、JR南武線・小田急線「登戸」駅からは学校スクールバスが出ています(乗車時間5分程度)。中野島駅までの徒歩の場合でも、教師による引率が行われているため、どちらのルートでも登下校を安全に行うことが可能です。

 

 

【説明会でのPRポイント】

五感を磨きながら「本物の学力」を身につけるため、独特な総合教育活動が行われています。一般的に授業は知識の取得に比重が置かれがちですが、体験を通して五感を磨きながら、豊かな感覚を育てることも重要です。カリタス小学校の総合教育学習では、生徒たちに「発想・構想・構築・実践・考察」の吟味を繰り返しながら「考える力」を伸ばす教育が行われています。
 生徒たちは各クラスで1つ、1年間継続して学ぶテーマを、生徒たち自身で選びます。具体的なテーマとして「多摩川たんけん(1年生)」「万華鏡の世界(3年生)」「ペーパーブリッジ(4年生)」「おばけ屋敷(5年生)」などがあります。テーマについて学ぶだけでなく、最後のまとめとして学んだ内容のクラス発表にも取り組みます。試行錯誤を繰り返しながら進めていくことは、子どもたちの大きな成長に繋がっていきます。

 

【進学実績】 

附属中学校の「カリタス女子中学高等学校」は女子校のため、男子生徒は全員中学受験に臨むことになります。


そのため、4年生以上の男子生徒とカリタス小学校の男子卒業生が交流する「ようこそ先輩」が毎年行われています。進学した中学校の様子や、中学進学に向けてどの様な準備をしたかの話を聞き、中学受験に備えたアドバイスをもらいます。交流会は生徒だけでなく、男子生徒をもつ保護者を対象とした「男子保護者の会」も行われています。生徒・保護者それぞれの視点から情報を得ることで今後の中学受験に備えるなど、学校側の支援が見られます。


平成26年度には12名の男子生徒が卒業し、それぞれの新しい進路に進みました。(開成・鎌倉学園・暁星・聖光学院・成城学園・世田谷学園・玉川学園・桐蔭学園・日本大学第三・立教池袋・セントメリーズインターナショナル2名)。中学校・高等学校が女子校ということもあり、男女比は女子生徒の方が多いです。成長期の児童にとって、男女間の交流と同じくらい、同性通しのコミュニケーションも重要になります。そのため、毎週金曜日に課外活動として、男子児童全員でサッカーの練習が行われています。男子生徒の人数が少ないからこそ、互いに密度の濃い時間を過ごせるのであり、男子生徒の成長・進学にも、問題のない学校と言えるでしょう。

 

【入学試験】

平成28年度の募集は108名。この人数には付属の「カリタス幼稚園」からの内部進学も含まれているため、外部からの合格者は例年50~60名前後です。試験は「適性検査」と「面接」の2つで行われており、面接の比重は高いものになっています。面接はお子様だけでなく、父母同席の形態で行われます。初めての環境に、試験が始まる前から緊張してしまわないように、しっかりと事前準備を行いましょう。

 

【学校の特徴】

カリタス小学校の校内を歩いていると、校舎がとても広々している印象を受けます。窓ガラスが大きく、太陽光が入ってくるため明るい印象になっていることもありますが、その理由の1つに、教室間に仕切りがないことがあります。教室とオープンスペース(一般の学校の廊下に当たるスペース)との間に境目がなく、全ての教室が一体化しています。必要なときのみ間仕切りボードを利用することで、視覚的に仕切ることも可能です。間仕切りがないことで、誰もが自由に教室を訪れることができ、クラス間の隔たりをなくす効果が期待されています。学校全体が明るく開放感に満ちているので、子どもたちの間にも笑顔が広がっているように感じました。

 

【まとめ・総括】

カリタス小学校はカトリック教育の理念に基づき、人と生きものをいつくしむ「心の教育」に取り組んでいます。聖書の授業で生徒全員が伝えられることとして「私たち全員が神に愛されており、常に喜びと感謝の心をもって生活する」ということがあるそうです。学校全体で、互いに磨き合って成長していく雰囲気を作りに取り組んでおり、宗教教育を軸として、生徒の成長を促しています。学校名の「カリタス」とはラテン語で「愛」という意味をもちます。学校生活全体を通して、人間的な成長が期待される環境です。