代表コラム

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12 03, 2021

第81回「英語ならファインズ第3回」

By |2021-03-31T11:49:22+09:002021年03月12日|Uncategorized, 代表コラム|0 Comments

~首都圏で初めて! 『英語で数学を学ぶ』授業開始!~ では、「高大接続改革」とはどのような改革なのでしょうか? まず「知識型、暗記型」偏重のセンター入試を廃止し、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を実施し、同時に高校2年生(中教審の委員には、高1から始めるべきという意見もある)には「高等学校基礎学力テスト(仮称)」という新たに2つの「新テスト」を創設するというものです。 つまり、今の「知識偏重型」の大学入試の強く影響を受けている高校教育の一体改革も同時進行で行わないと、ほんとうの意味での「大学入試改革」にはならないと文科省は考えています。 従来の教育改革が、「部分最適」にとどまっていた事を踏まえ(文科省は、「ゆとり教育」がまちがっていたと認めてはいません)、グローバル化に対応できるようにするためには「高大接続改革」により「全体最適」を目指す必要があると考えています。  現在の入試制度は、高校・大学関係者、産業界、保護者、生徒の何れもがそのあり方に疑問をもっていました。 では、なぜ変えることができなかったのでしょうか? 現在の制度は、「短い時間で」「効率的に」「公平に」「安く」合格者を選定できるという点で便利な制度なのです。言い換えれば、大学にとっても、学生にとっても「暗記型」という点で「楽な入試」であったためなかなか変えることができませんでした。 これを変革していこうというのが今回の「高大接続改革」なのです。 つづく ......

12 03, 2021

第80回「英語ならファインズ第2回」

By |2021-03-31T11:49:22+09:002021年03月12日|Uncategorized, 代表コラム|0 Comments

~首都圏で初めて! 『英語で数学を学ぶ』授業開始!~   今年1月、文科省は「高大接続改革」を柱とする大幅な大学入試改革を発表しました。 従来、日本の教育行政は、ほぼ十年に一度「指導要領の改定」という形で変化をしてきました。 しかし、今回の改革は単なる「入試制度の変更」というのにとどまらず、日本という国の教育制度そのものの転換を意味するほどのインパクトをもっています。 最近やっとマスコミにも取り上げられるようになってきましたので、東京オリンピックの年に、センター入試がなくなるという認識は広まりつつあります。 しかし、その中身となると知られていないのが実態です。 そこで、まずは文科省(中教審)の考え方を知ることから始めてみましょう。 以下、文科省の考え方を代弁してみます。 日本が「失われた10年」の中でもがいている間、世界ではグローバル化が極端に進みました。産業構造・社会構造は急激に変化し、社会で求められる能力も異なってきました。 「ジャパン・アズ・ナンバーワン」として日本がもてはやされていた「工業化社会」においては、少品種・大量生産で安価なものをいかに効率よく作るかが重要でした。 ......

12 03, 2021

第79回「英語ならファインズ」

By |2021-03-31T11:49:23+09:002021年03月12日|Uncategorized, 代表コラム|0 Comments

~第1回イングリッシュ・サマーキャンプ開催!~  今英語教育が注目されています。 ご存知のように一昨年から「ゆとり教育」が見直され、新指導要領の導入により教科書が「厚く」「難しく」なりました。 今回の教育改革は単に教科書の「厚み」や「難度」だけではなく、多くの改革が計画されています。 教育改革の柱は、「英語教育」「理数系教育」「ICT教育」の3つの分野です(教育再生会議の提言から)。 中でも一番の注目は「英語教育の見直しと重点化」でしょう。例えば、2020年から小学校3年生から英語が正式な教科として導入されます。また、小5からは現在は週1回が週3回の授業実施となります。小学教諭の負担は大変なものと思われます。 集客に苦戦していた街の英会話教室では、東京オリンピック開催決定とこの英語導入のおかげかどうか、受講者が一挙に増えたというニュースが話題になったほどです。 さらに、2015年から4技能型新英語力テスト実施、2018年から4技能型英語テストを大学受験に導入、2021年(今の小6生が該当)からセンター入試を廃止し、全国学力テストを導入予定等々、改革は目白押しです。  英語の資格試験もTOEICから海外の大学へのパスポートとして重視されるTOEFLに重点が移り始めています。日本でもバカロレアが注目され、来春開校する開智望小学校はバカロレア教育を導入することで話題を集めていますが、TOEFL iBTが必要になる時代がすぐそこまで来ているのです。 ファインズでは、このような教育維新ともいうべき変化を先取りし、8月2日から6日まで開催するサマーセミナーおいて、受験学年以外は、「第1回イングリッシュ・サマーキャンプ」(略してESC)を実施することにいたしました。 ......

12 03, 2021

第78回「燃えろ!教師たち。」

By |2021-03-31T11:49:23+09:002021年03月12日|Uncategorized, 代表コラム|0 Comments

過日某月刊経済誌を読んでいたところ、ある特集記事が目に飛び込んできました。 それは「稲盛哲学、中国に渡る 燃えろ!経営者」と題する特集記事でした。 稲盛さん(失礼ながら、あえてそう言わせていただきます)と言えば、京セラの創業者であり、KDDIを日本有数の電話・通信会社に育て上げ、最近では日航を短期間で再上場させた敏腕経営者として知らない人はいません。 稲盛さんの経営は、「京セラ フィロソフィ」に集約される理念経営でしょう。 私の大好きな経営者の一人で、彼に関する書物はほとんど読み大変影響を受けました。ファインズグループも創業時から「FINES WAY わが理念」を作成し、理念経営を実践しています。 その稲盛さんの経営哲学が、日本から中国に伝播し稲盛フィーバーが起きているというのです。 (つづく 2014.1.27)

12 03, 2021

第77回「あきらめない心」

By |2021-03-31T11:49:23+09:002021年03月12日|Uncategorized, 代表コラム|0 Comments

しばらくご無沙汰していた「代表コラム」ですが、あちこちからいつになったら再開するのか?と質問・要望をいただいていました。しかし、つい忙しさを理由に筆不精になっていましたが、ありがたいことにコラムが更新されていないにもかかわらず、今でも多くの方が見ていただいているのがわかりました。 その読者のご要望にお応えして再開することにいたしました。 ~あきらめない心~  昨日ソチ冬季五輪のフィギュアスケートの最終選考の発表がありました。 男女各3名のうち浅田真央さん、羽生結弦(はにゅう ゆづる)さんは順当に選出されたと思いますが、不振を囲っていた「泣き虫カナコ」こと村上佳菜子さんが2位になったのはよかったと思いました。また、怪我の後遺症で5位に終わった高橋大輔さんが選ばれたのには少々驚きました。 翌朝テレビを見ていると、この選考会の様子をレポートしていました。 そのレポートは、テレビには映らなかった競技会終了後の控え室での様子を伝えていました。その様子を見て思わず涙腺が緩んでいました。   13回目の挑戦で始めて全日本の頂点を極めた鈴木明子さんに対する他の選手の温かい対応が写っていたのです。 前回の五輪では摂食障害を乗り越えたヒロインとして話題になった彼女ですが、五輪での成績は今一歩でした。その悔しさがあるからこそ、ソチ五輪まで頑張ってこられたのでしょう。女子フィギュアの選手としては、決して若くはない28歳。 ......

12 03, 2021

第76回「論語素読講座③」

By |2021-03-31T11:49:24+09:002021年03月12日|Uncategorized, 代表コラム|0 Comments

~学ばざれば道を知らず~  今日からサマーセミナーで山梨県西湖に来ています。 第3回はここ西湖からお届けします。 セミナーでも受験生以外の学年に「論語特別講座」を担当することになりました。少しでも「夢を持つことの大切さ」「努力することはカッコイイこと」「学ぶことの意味」を感じて貰えればと思います。この様子は別の機会に書こうと思います さて、私の郷里は名古屋の都市部にありましたが、それでもまだまだ戦争の爪痕があちこちに残っていました。大好きな遊び場は、高射砲陣地の跡地でした。戦後20年近く経過していましたが、ここはまだトーチカのコンクリート台の跡が残っていて、背丈ほどの雑草で覆われていました。われわれ「悪童たち」には格好の秘密の遊び場所だったのです。 生活レベルは決して豊かとは言えませんでしたが、日本全体が「戦後」からの復興を目指し、モーレツな勢いで経済成長を遂げているまさに「高度成長期」に青春を過ごしました。 その成長のシンボルである東京オリンピックを中学生で見ることになりますが、「これで日本もやっと世界から認められるようになった」という世の中の高揚感が、私にも伝わってきたことを覚えています。 東京オリンピックから48年。ロンドンオリンピックも終了。世界と戦った日本の若者たちの口から「感謝」の言葉が出てくるのを聞き、「日本もまだ捨てたものではないな」と感じつつ、ナショナリズムを高ぶらせた17日間でした。外国のメダリストの口から、家族やコーチ以外の人への「感謝」の言葉は聞いたことがないとレポーターが言っていました。東日本大震災の時に続き、日本人の優れた特質を感じたのは私一人だけではないような気がします。 スポーツであろうと勉強であろうと成長するために不可欠な要素。それは「素直な心」と「感謝の気持ち」なのです。 では、本題の教育の話に戻りましょう ......

12 03, 2021

第75回「論語素読講座②」

By |2021-03-31T11:49:24+09:002021年03月12日|Uncategorized, 代表コラム|0 Comments

~学ばざれば道を知らず~  授業の様子に触れる前に、私の少年時代のことを書いてみます。 私は「団塊の世代」のすぐあとの世代です。私の少年期は、まだ「ふかし芋」がおやつに出るのを楽しみにしていたくらいで、「三丁目の夕日」がぴったりの時代でした。 果物に関する思い出を二つ。当時、バナナやメロンは庶民にはまだ高級果物でした。そして、私にとっては思い出のある果物です。 小学5年生の夏。引っ越してきたちょっとリッチな友達の家に悪友4人と遊びに行ったときのことです。その時の感激・無念さ・恥ずかしさはいまでもはっきり覚えています。 さすがお金持ち。おやつの時間。バナナがなっ、なんと「ひと房」まるごと出てきたではありませんか!実はそれまで半分に切ったバナナしか食べたことがなかったのです。滅多に口にできないバナナ。家では弟と分けるためいつも二分の一。(どういうわけか父母の分を含めた四分の一ではありません。) だから、私は「一本まるごとバナナのむき方」を知りませんでした。そこで、私は友達がむくのを見てから食べようと手を付けませんでした。ところが、他の友人たちも誰も手に取りません。みんな隣をキョロキョロ見ているばかり・・せんべいとかお饅頭にばかり手をつけていました。 すると、友人のお母さんがやってきて、「あらあら、みなさんはバナナがお嫌いなのね!」と言って下げてしまったではありませんか! 私は・・・唖然!ガックリ! このことがあってかどうか不明ですが、バナナは一番最初に手にとる癖がついてしまいました。現在は100円で数本買えます。でも、バナナを朝食でとるたびに、この時のことを時々ふと思い出し、ニヤッとしてしまいます。 ......

12 03, 2021

第74回「論語素読講座①」

By |2021-03-31T11:49:24+09:002021年03月12日|Uncategorized, 代表コラム|0 Comments

~学ばざれば道を知らず~  新指導要領について、あれこれ考えているうちに、どういうわけか筆不精になり、しばらくコラムをご無沙汰してしまいました。 教育の末席に置かせていただいている身として、どうしたら人材育成という私塾の使命を果たすことができるのか。大津のいじめ事件などを見ながら、今できることを模索していました。しかし、「想い」だけでは、何も変えられないし、変わらない。 そこで2年前に始めようと考えながら、頓挫した「論語講座」を今一度始めてみようと思いたち、早速鷺沼スクールで6月から始めました。 今の子供たちが「学び」に意味を見いだせないのは、「何のために学ぶのか」という根本的な問に答えられる大人がいないことも理由の一つであるような気がしてなりません。 「あこがれの学校の制服に袖を通してみたい」という子供の身近な目標は、もちろん学習の動機付けとして否定しませんし、今も昔も大事なことです。 しかし、そうした身近な目標さえ、「所得の2極化」の拡大により、誰もが持てる目標ではなくなりつつあります。 団塊の世代、高度成長期に誰もが夢見た「一元的出世感」は、その善悪はともかく、今では「夢のまた夢」といえるのではないでしょうか。 では、われわれ教育に携わる者として、指をくわえて現状を見ているだけでいいのか。 どんなに少なくとも、今目の前の一人の生徒から始めてみよう。さぁ、行動開始! ......

12 03, 2021

第73回「指導要領改訂に想う④」

By |2021-03-31T11:49:25+09:002021年03月12日|Uncategorized, 代表コラム|0 Comments

~小学校はどう変わる?~  過去の指導要領の経緯はともかく、昨年4月からすでに導入済みの小学校の学習内容がどうなっているかをこれから見てみましょう。 ところで、ファインズグループでは、新指導要領導入により、学習内容がどのように変わっているかをグラフ等を使い分かりやすく説明した小冊子「ご存知ですか? 教科書維新」を作成しています。ご希望の方は是非お近くのファインズ・フィスゼミ各スクールにお問い合わせください。 さて、このコラムではすべての学年を取り上げることはできません。 そこで、全学年の中で最も変化の激しい4年生を特に取り上げてみることにします。 今回の改定で量的にも質的にも最も大きく変わっているのは4年生と言えます。 旧教科書とのページ数アップを比較すると、算数141%(6学年中で最多)、国語128%、 理科124%、社会113%となっています。中でも算数の4割アップは目につきます。 以前から算数は4年生が「要注意」と言われていました。それは小数・分数が登場し、ここで分からなくなる生徒が多いためです。 今回の改定では、「分母が同じ分数」や「10分の一までの小数の足し算・引き算」は、3年生に降りてきていますから、3年生も算数嫌いのポイントになるかもしれません。 ......

12 03, 2021

第72回「指導要領改訂に想う③」

By |2021-03-31T11:49:25+09:002021年03月12日|Uncategorized, 代表コラム|0 Comments

~「勉強」は悪か?~  今回の指導要領改訂の要因として、このPISAの成績ダウンが一因となったことは否めないと思われます。しかし、それだけではありません。 10年前の「ゆとり教育」導入以前、日本の学校教育は問題が山積していました。 「落ちこぼれ児童」「授業中の立ち歩き」「学校の荒廃」。「分数のできない大学生」なる本もベストセラーになっていました。 大学の入試制度も、少子化を見通し受験生を確保したい思惑から、年を追うごとに科目減の傾向が顕著になっていました。中には「一芸入試」をアッピールする大学も現れ、「けん玉」を面接で行い入学を認める大学まででる有様でした。「最高学府」とは、もはや名ばかりでした。 「中教審」の主要メンバーのある有名な女性作家は、「数学なんて大人になっても役にはたたない。私は数学はまじめにやらなかったが今ちゃんと作家で身を立てています」(趣旨)と発言し、心ある教育関係者からはひんしゅくを買っていました。 当時の世論は、「詰め込み教育=悪」という流れで、一斉に「ゆとり教育」に流れていきました。 しかし、その結果はどうだったでしょうか? 「落ちこぼれ」はなくなったでしょうか?「荒れる学校」は減少したでしょうか? 「否」です。 ......

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