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では、「高大接続改革」とはどのような改革なのでしょうか?

まず「知識型、暗記型」偏重のセンター入試を廃止し、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を実施し、同時に高校2年生(中教審の委員には、高1から始めるべきという意見もある)には「高等学校基礎学力テスト(仮称)」という新たに2つの「新テスト」を創設するというものです。

つまり、今の「知識偏重型」の大学入試の強く影響を受けている高校教育の一体改革も同時進行で行わないと、ほんとうの意味での「大学入試改革」にはならないと文科省は考えています。
従来の教育改革が、「部分最適」にとどまっていた事を踏まえ(文科省は、「ゆとり教育」がまちがっていたと認めてはいません)、グローバル化に対応できるようにするためには「高大接続改革」により「全体最適」を目指す必要があると考えています。  現在の入試制度は、高校・大学関係者、産業界、保護者、生徒の何れもがそのあり方に疑問をもっていました。

では、なぜ変えることができなかったのでしょうか?
現在の制度は、「短い時間で」「効率的に」「公平に」「安く」合格者を選定できるという点で便利な制度なのです。言い換えれば、大学にとっても、学生にとっても「暗記型」という点で「楽な入試」であったためなかなか変えることができませんでした。

これを変革していこうというのが今回の「高大接続改革」なのです。

つづく (2015.6.9)