早稲田実業高校

 

早稲田実業高校

S・M君
柿生スクール出身

早稲田実業高等学校 HP

 

学校について 

入学前は真面目で生徒指導が徹底されてる印象でした(自分がこの学校を選んだ理由でもありました)が、入学後は、真面目ながらもみんなが学校生活を楽しんでるようで、良い印象です。

みんな勉強への熱意が高いです。たとえば、定期テストのクラス内順位は先生が個別に教えてくれるのですが、すぐに競いあいがはじまるので6割くらいの人が何位かわかってしまいます。

学校の方針として「校則は高校生として当たり前の厳しさだが、確実に徹底させる」とのことなので目立った不良はなく、校風が落ち着いているのが良いところです。 しかし、「携帯禁止(持ち込み他一切)」は辛いです。

授業・勉強面について 

各クラス42~3人です。あまり他のクラスの様子はわかりませんが、自分のクラス\は誰とも仲がよく、楽しくやってます。 グレードクラスは一切ありません。全員が同じカリキュラムを受講します(芸術選択を除く)。ただし科目担当の先生はクラスによって異なる教科があります。

全員がしっかり受けてる、といいたいところですが、中には寝ている人もちらほら…でも先生によってはすごく賑やかな授業にもなります(笑)

理科総合BのN先生が人気です。授業はしっかり受けてもらうけど半分あたりで1分休憩を取る(通称「伸びの時間」)方式が好評です。 また、話しやすく楽しい先生で、時には3月に放送回数が爆発的に上昇した例の挨拶のCMについて語ったりしてクラス中を大爆笑に包んだこともありました。 そのおかげもあって、授業後は質問が殺到します。

ほとんど「今日の時間で終わらなかったら宿題」のパターンです。英語と国語は例外です。英語は入学前に予習用のワークが配られ、次の授業でやる範囲の予習をします。 現代文は授業の範囲の文を全部読み、配布されたプリントの問題を解いていきます。授業では答え合わせと解説しかしません。古典は本文をノートに写し、特に漢文は書き下しも自分で書きます。
先生は学年+1時間(高1は2時間)を家庭学習時間に費やしなさいと言っていますが、30分しかやってないと言う人もいます。 ただ早実は「全然勉強してない」と言いながらテストで良い点を取る人が多いらしいのでなんとも言えませんが…

もともと受験がいらないということもあって、塾にいく人はそんなに多くはありません。友達には家庭教師を3人雇ってるという人もいますが、自分は通信教材で済ませてます。

年間4回の定期テストがあります。前期中間は英語、英ライティング、数I、数A、現代文、古典の6科目3日間、 それ以外は6科目+日本史、地理、現代社会、科学、理科総合B、保健、家庭の合わせて13科目5日間です(一年次)。前期中間と前期末は間隔が1ヶ月しかないので要注意です。
小テストもあります。定期的に実施されるのは英語です。単語テスト(範囲の単語帳は配布される。 毎回百単語+例文を覚える)がほぼ月1回と教科書テスト(各ユニットの学習が終わると実施される。 ユニット内の単語と文法)の二つがあります。他の教科もまれにありますが、今のところ抜き打ちはありません。

教科によっては追試や課題プリントがありますが、ほとんど放置されます。ただし、成績で赤点を食らうと夏期補習強制参加となります。期間中に部活や合宿があっても参加できません。

古典は速すぎてノートに写すのがやっとです。復習は必要ですね。数Ⅰと理科総合Bはやりやすいです。 特に理科総合Bはパワーポイントで授業をやる先生で、全員が写したことを確認してから次のスライドにいってくれます。

部活について 

学校が文武両道を推進しているので90%以上は間違いなく加入していると思います。入学直後に部活紹介の時間があるのでそのときに活動日などもわかります。

部活が多すぎて分からないのですが、サッカー部など球技が人気だと思います。またクラスのなかでは軽音楽同好会加入者が多いです。活躍している部活はやはり硬式野球部だと思います。

中等部と一緒に活動する部もあり、縦の層はより厚いです。自分は弓道部で、活動以外では先輩とも後輩とも楽しく話しますが、練習はきちんと行います。

 

志望している後輩へのメッセージ 

早実の人は意識が高いです。また、その環境の中で生活するのはかなり刺激的です。勉強も、部活も、行事も、趣味も、余さずやりきりたい人にはもってこいですよ。 あと、同レベルの他校と比べたら、共学というのも売りですね(笑)

計画→実行→復習のサイクルが非常に重要になってきます。自分は昔から計画が苦手で、今も苦手で、ホントに後悔しています。 今の勉強スタイルはそのまま将来に生きますから、確実なスタイルを身に付けてください。

あまり得意ではない教科について語って、あとで先生に怒られるのは嫌なので…(笑)、僕からは英語についていくつか。
仮に試験は筆記だけという人もリスニングはやってみるべき。問題としては英検3、準2級あたりがいいですね。問題文を見ずに目をつぶって聞くとなおよし。 なぜかというとリスニングは流れる英語を瞬時に処理する能力が求められます(この時わざわざ英文を日本語訳するよりも状況を絵に変換できるようになると一気に効率が上がります)。 この能力がそのまま長文読解に繋がるのです。なれるまで時間を要するかもしれませんが、こうすればよく先生が言うであろう「後ろに戻って訳すな」という教えに従えますね(笑)。
受験勉強、がんばってくださいね。