皆さんはよく学校の先生や塾の教師、あるいはお父さん、お母さんから「復習が大事だよ」「復習はちゃんとしたの?」とよく聞かれますよね(「耳たこ」ですよね)。
予習をしていけば授業はより分かりやすくなりますし、復習すれば学習したことが定着してテストの点数も良くなることは誰でも知ってはいると思います。
しかし、理性的には簡単なことですが、継続して復習し続けることはそんなに容易ではありませんね。人間の記憶はいったいどのくらい脳に情報として留まっているのでしょうか?
ここに面白いデータがあります。
『新しい情報は、まず「短期記憶」として約20秒間だけ保存され、しかも7±2まで、つまり5~9の情報しか保存できない。さらに「忘却曲線」の理論によると、20分後には42%を、1時間後には56%、1日後には74%を、1週間後には77%を忘れてしまう』そうです。
人間は忘れる動物なのです。ではどうすればいいのでしょうか?!
知識を獲得し続けるのは、現代に生きる我々の宿命みたいなものですが、いくら知識を詰め込んでも「維持訓練」をしなければどんどん記憶から落ちていってしまいます。
「短期記憶」を「長期記憶」変え、自分の脳細胞に刻み込むには「維持リハーサル」という活動(これを「復習」といいます)が必要となります。
どうでしょうか?「復習」が必要なことがわかりましたか?
では、授業が終わったら毎日30分でいいので、その日のうちに復習しましょう!!
そして、2-3日後もう一度同じ部分を復習しましょう!
なぜって?こうすれば、短期記憶の失われた74%を回復できるからです。
(2009.10.16)