さて、いよいよ入試まで40日を切ってきました。

まとめて勉強できる最後のチャンス「冬講」まであと1週間です。

中国の昔の諺に「己を捨ててはその疑いに處(お)ることなかれ」(菜根譚)という言葉があります。

「いったんやろうと決めて勉強に取り組んだのなら、自分を捨てて取り組まねばならない。果たして自分にできるだろうか、先生や親は協力してくれるだろうか、などと疑ってはならない」ということでしょうか。耳が痛いなと感じる皆さんも多いかもしれませんね。

ところが、これには続きがあります。

「その疑いに處(お)れば、すなわち捨つるところの志、多く愧(は)ず」

「また、自分の力を疑っていたら、せっかく身を捨てた初志をも、自ら辱めることになる」という意味です。

どのような仕事でも、どんな世界でも、勇気や気力をなくしたら負けです。
迷っているばかりでは勝機は逃げていきます。
目標を決め、やると決意したら全力でやりきる。やり続ける。

走り続けましょう!「倒れてのち已む」です。これこそやりがいのある目標を持つ人間の特権ではないでしょうか。

どうかどんなにつらくとも目の前の「ハードル」から逃げないでください!

この「冬」も勝ちませんか!

2月の「春」を気持ちよく迎えるために。

そして、自分史を築くために・・・

(2010.12.20)