<目的>

しっとりと心に落ち着きを取り戻し、精神的な「強さ」に裏付けされた「大らかさ」「素直さ」「優しさ」を手に入れる。目先のことに囚われず、大切なものとそうでないものをしっかりと見分けて、中・長期的な目標を決して見失わず、「しなければならないこと」ではなく「するべきこと」を考えて、コツコツ積み上げていく地道な努力ができるようになる。自分のことを思って掛けてくれる他人の言葉には真剣に耳を傾けることができるようになる。

 

<トレーニング>

① ネガティブな判断をしない。

② 悲観的な感想を口にしない。

③ 愚痴を言わない。

④ 泣き言を言わない。

⑤ 矛盾するようだが、無理に明るく振舞おうとしない。

⑥ 言葉にして発する前に充分に考える習慣を身につける。

⑦ いつも自分を励ますようにする。

⑧ あせって走らずに落ち着いて歩く習慣を身につける。

⑨ 歩き続けず、時には思い切って立ち止まることをする。

⑩ 前ばかり見ずにゆっくりと辺りを見回してみる。

⑪ 矛盾するようだが、周りに気を取られず遥か進むべき道を遠望する。

⑫ ひとりで悩まずに相談する。

⑬ 目先の結果に一喜一憂しない。

⑭ 一人ではなく、味方もいれば仲間もいることを忘れない。

⑮ 気分が乗らない時、マイナス状態のときは、新しいことに手を出さず、結果を伴うチャレンジをせず、またジタバタせずに、スケジュールにしたがってルーティンワークを消化することに努める。

⑯ 逆に、気分が乗っている時、プラス状態のときは、失敗のダメージもポジティブにとらえやすく、むしろプラスのエネルギーに変換しやすいので、新しいことに挑戦したり、結果を伴うチャレンジをしてみたりする。

⑰ 夜更かしをせず、体調を崩さない配慮をする。

⑱ 何かにチャレンジする前や、漠然とした不安にかられた時、あるいは失敗して落ち込んだ時には、気持ちが落ち着くまでゆっくりと深呼吸する。ただし、深呼吸の初めは「息を吐き切る」ことからスタートする。

⑲ 自分を外側から客観的に見る目を持つ。

例:「ねえ、そんなに慌てることないじゃない。ゆっくりと周りを見てごらんよ。」

「ほらっ、一人で悩んでいないで、相談してみたら。」

「いいよ、その調子!」etc.

⑳ 「こうなりたい」「こうでありたい」というような理想や「こうしてみよう」「こうすればいい」というようなヒントが見えた時は、そのような自分を具体的にイメージしてみる(イメージトレーニング)。

㉑ 当たり前のことかもしれないが、落ち込んだ時や不調の時には案外忘れがちになる「あいさつ」を、どんなときでも忘れずにしっかりとする。

㉒ 悩んだ時や迷った時の気持ちの整理の仕方

最も初歩的で基本的な問題に立ち返って、そこから段階的に、現在抱えている問題に至るまで2者択一の判断を積み重ねる。

【例】Q笑うか、泣くか ⇒

Qするか、しないか ⇒

Q結果を出したいのか、出したくないのか ⇒

Q努力は必要か、必要でないか ⇒

Q人の話は聞くべきか、無視するべきか ⇒

Q迷ったら立ち止まって考えるか、無理に突き進むか ⇒

Q計画的に実践するべきか、思いつきで実践するべきか。 ⇒

Q解らないことは質問すべきか、放っておくか。⇒

Q etc.

 

新緑の、目にも爽やかな季節が訪れようとしています。

継続するマスク生活、同時に花粉の季節でもありますが、深呼吸してみませんか。体だけでなく、心にも新鮮な空気をたっぷり送り届けて、うつむいていた顔を上げてみましょう。光あふれる新緑の道が、「明日」なんて呼ばれる時間の先に続いていくのが見渡せるはずです。

(カッコいいことを書いていますが、実のところ、多分に、自分自身への励ましだったりするのです。)

文責:石井