三大流星群のひとつ「ふたご座流星群」の活動が極大となる12月14日(木)は、新月の翌日で日没とほぼ同じタイミングで月が沈むため、暗い夜空に流れ星を観測する絶好の日和となっています。
三大流星群とは、1月4日の「しぶんぎ座流星群」、8月12日の「ペルセウス座流星群」、そして12月14日の「ふたご座流星群」を指します。他の流星群は、それぞれ微妙に季節外れの星座であるため観測時間が深夜~明け方になる等、小中学生には観測の難しいものである一方、「ふたご座流星群」はまさに冬の星座ですので日没と同時に東の空に上り、翌朝の日の出と同時に西の空に沈んでいきます。つまり、一晩中観測可能な流星群なのです。
ふたご座の輻射点は、日没後であれば東の空、夜には高度を上げて南東~南の空へと移っていきます。その後、深夜に南中し、徐々に西の空に移って夜明けを迎えます。
1時間に30~70個の流れ星が期待できる「ふたご座流星群」ですが、常夜灯などの街灯りのある明るい場所では比較的大きな流れ星でなければ観測できないため、できるだけ街灯りの影響を受けにくい場所を選んで観測してみてください。
気を付けなければならないのは防寒対策です。しっかり着込んで携帯カイロ等も用意しておきましょう。
さてさて、流れ星にどんな願いを掛けましょうか。
文責:石井