小学生の頃の、幼くて愚かで、けれどもどこか輝いていた自分。

 悩み多き中学生時代の、勉強に運動に友情に恋にひた向きだった自分。

 時に現実と対峙した高校時代の、どこかふやけて、それでいてとがっていた自分。


それぞれの季節を歩き通した自分の、ときめきや喜びや小さな幸せ…。

悲しみや怒りや悔しさ…。

 そんな心の動きを忘れない大人になりたいと心から思うのです。


それが仮にどんな自分の姿であれ、いつか微笑んで見つめられる瞬間が来ます。

 成功も失敗も何もかもひっくるめて「今」という瞬間へ連続した「過去」が誰にでもあります。

世の中には、それをすっかり忘れた、もしくは粉飾し隠蔽する大人が多すぎて

時々がっかりさせられることがあります。

文責:石井