「松過ぎのまたも光陰矢のごとし」
季語は「松過ぎ」で新年の俳句です。「松過ぎ」の松とは「松の内」のことで、門松を立てて新年を祝い、年神を迎える1月1日から7日までの期間を指します。よって「松過ぎ」とは1月8日以降のこととなります。また、「光陰」とは月日や時間の意で、つまり句意は【七草粥をいただいて松の内が明ければ、松飾りもすっかり片付けられて、まるで魔法が解けたように街並みはどこか淋しい冬の風景に戻ります。「ハレ(ここでは正月)」から「ケ(日常)」へ。するとどうでしょう。それまでどこかゆったりと感じられた時間までが、弾みをつけて流れ出し、引き絞って放たれた一本の矢のように瞬く間に過ぎ去っていくようではありませんか。】ということになります。
1月7日を皮切りに、既に中学受験がスタートしています。東京都の私立高校の受験解禁までちょうど1ヶ月。早い生徒はあとほんの10日ほどで入試へ突入します。
「光陰矢のごとし」です。詰めの甘さで後手をとらないように、日々の学習計画を今一度練り直して、万全の体制でその日を迎えて欲しいと思います。健康管理にも細心の注意を払いましょう。
文責:石井