夜空の星々も、ゆっくりと季節の移り変わりを教えてくれます。
秋の星座から冬の星座へ。
見どころの多い冬の星座ですが、代表格が「オリオン座」であることに異論のある人は少ないでしょう。
「リゲル」と「ベテルギウス」という2つの1等星を持ち、「ミンタカ」「アルニラム」「アルニタク」という三連星が特徴的な「オリオン座」は、冬に限らず全天に「88個」ある星座の代表と言えます。
さて、10月21日(金)深夜にオリオン座流星群の活動が極大となります(正確には10月22日午前3時)。
オリオン座流星群の母天体はハレー彗星で、1986年2月に彗星が回帰した際の軌道上のチリが毎年5月(みずがめ座流星群)と10月に地球に降り注ぐのです。ハレー彗星の周期はおよそ75年。次に彗星が回帰して地球に近づくのは36年後の2061年です。
出現数は1時間に20個程度と予想されていて、3分に1個の流れ星が降る計算ですが、夜間でも照明の多い都市部では夜空の明るさのために小さな流れ星は視認できず半減します。
天気が良ければ、夜空を見上げてみてください。
タイミングよく、夜空を駆ける流星を見つけることが出来るかもしれません。
文責:石井