都立国立高校

 

都立国立高校

K・Nさん
柿生スクール出身

都立国立高等学校 HP

 

学校について 

入学前は、行事、部活、勉強すべてに120%の力を注ぐ熱い学校だなあという印象を持っていました。私はそこに魅力を感じました。入学後も、その印象は変わるどころか増しました。友だちも個性豊かで楽しい人ばかりで、毎日本当に楽しいです。

生徒の気持ちの切り換えの早さです。「日本一の文化祭」と称される国高祭を始め、国高は行事がとても盛んです。行事期間中はお祭り騒ぎですが、それが終わった途端、勉強モードになるのが国高生です。気持ちのON・OFFの早さには驚きました。

自由なことです。自由には責任が伴うということを理解している国高生なので、校則が「上履きを履け」のみでも問題は起こりません。制約されることがないゆえに、みんな個性に溢れているかもしれないですね。改善点というと…トイレをきれいにしてほしい(笑)

授業・勉強面について 

1クラス約40人で、3年間クラス替えがありません。よって3年の頃にはクラスの結束力が強まり、まるで家族のようになるらしいです。だからこそ、文化祭での3年生の劇はプロ顔負けとまで言われるのだと思います。グレード別クラスは、自己申告制で数学などで実施されています。

真剣に聞いている人、ボーっとしている人、寝ている人、ごはんを食べている人(笑)まで人それぞれです。でも結局は、みんな頭がいいです。

先生は個性的で楽しい方ばかりです。その中でも国高名物と言えば、やはり生物の「今日の一品」ですね。毎回、先生が生き物を実際に持ってきてくれます。植物、昆虫、魚まで!実際に見て触れるのは国高ならではと思います。

宿題という名目のものは少ないです。ただ古文や英語は、予習してある前提で授業が進むので、宿題のようなものです。基本的な家庭学習は、授業の予習復習で十分です。学習時間も、全くしていない人から数時間勉強する人まで様々です。

1.2年の時点ではそれほど多くありません。が、3年に入るとやはり増えます。一応、国高の授業をしっかり受けていれば、大学受験でも十分に戦えるらしいです。

中間テストと期末テストがそれぞれ2回ずつあります。大半の学校よりテストの回数が少ないので範囲が広いです。そして、テストの内容もとってもハイレベルです。普段のテストは、漢字・数学・英語などの小テストがあります。また、年に3,4回ほど模試を受けます。

先生の呼び出しがあったり、補習の招待状が来たり、再テストがあったり、何もなかったり…。教科によっていろいろです。

数英、特に英語の速さはすさまじいです。予習していないと、本当に何もできません。大半の先生が教科書から大きくはみ出した授業をされるので、どの教科もハイレベルですが興味深いものばかりです。

部活について 

部活の加入率は、兼部している人も含めるとなんと120%です。国高は、まさに文武両道の高校ですよ。

国高の部活といえば、甲子園に出場経験のある野球部や、全国大会常連の少林寺拳法部やチアリーディング部が有名です。部員数が多いのは吹奏楽部です。国高の部活はどこも盛んです。

私は吹奏楽部に所属していますが、先輩後輩の仲はとてもいいです。お互いあだ名で呼びあったりします。どの部活にもそれぞれの伝統がありますが、基本的に仲はとてもいいと思います。

志望している後輩へのメッセージ 

国高はひとりひとりが主役になれる学校です。第九演奏会、文化祭、体育祭などの行事、部活、勉強…。全てに全力を懸ける国高は、他の学校にはない「何か」を得られる学校だと思います。是非、国高に足を運んでみてください。その「何か」を感じられると思いますよ。

勉強のアドバイスなんてできないので、精神面の方を…笑 辛いとき、苦しいとき、力になるのが志望校への思いです。絶対に最後まであきらめないでください。私は模試で合格圏に届いたことがなかったです。でも「絶対に入りたい!」という気持ちを失わなかったからこそ、合格することができたと思います。気持ちを強く持って、自分を信じればきっと大丈夫!

とにかく過去問を解くことです。私は都立高校の自校作成校の過去問を30年分以上解きました。それによって傾向もつかめましたし、しっかりと復習してものにすれば、自信にもなりました。英語に関して言うと、先に問題文を読んでから英文を読み始めると、どんなことに注意しながら読めばいいか分かるのでおすすめします。応援してます!がんばってください!!