1月14日(木)
日本の第一次南極観測隊に同行した樺太犬は、民間で飼われていたものを借り受けて連れて行った犬たちでした。
一刻を争う緊急の脱出という状況であったにせよ、樺太犬たちを南極に残したまま帰還しなければならなかった隊員たち、そして無事を祈る国内の飼い主たちにとっては、胸も引き裂かれるほどの痛みと悲しみだったに違いありません。
だからこそ、第二次越冬隊が南極に到着した時、生きていてくれたタロとジロの2匹の樺太犬のニュースは人々に大きな感動をもたらしたのだと思います。