日本画は、世界的に装飾芸術として認知されている一面があります。
とくに琳派は、同時代の西洋画が写実を目指したのに対し、屏風をという特殊なカンバスに装飾を施すための工芸でした。
琳派は、本阿弥光悦にはじまり、俵屋宗達に受け継がれ、尾形光琳が発展させ、酒井抱一、鈴木其一が江戸に定着させます。
風神雷神図屏風(俵屋宗達)のように滑稽な風神雷神から、燕子花図屏風(尾形光琳)のように配色と配置のデザインだけで勝負しているものまで、どれも現代のデザインに通じるものがあります。

国分寺スクール 齋藤