同じこの季節を歩んだ者としてひとこと言わせてもらうなら、「受験」は「人生」そのものではないけれど、「人生」のひとつの局面であり、時に人生の縮図ともなるのだということです。

そこに臨む者の姿勢に、否応なく「人生」が映し出されるのです。

いたずらにビビったり蒼ざめたりする者は、やはり「人生」の他の局面に立たされたとき、同じようにうろたえるに違いないし、また、無理におどけて見せたり悪ふざけする者は、やはり人生の大事な瞬間にヘラヘラ笑って誤魔化したりするに違いありません。

ファインズの受験生諸君。静かに、けれども熱く燃えて、結果におびえず真摯に、出来ればそんな瞬間を心のどこかで楽しみつつ立ち向かう自身の姿をイメージしてみてください。

自分の「人生」の「主人公」らしく、そんな風に颯爽と格好良く、訪れる春を迎えようではありませんか。

「頑張れ受験生諸君! 立ち向かえ、自分の人生に!」

 

文責:石井