受験生として闘う一年間に国語の授業の一環として「自分自身に希望を与える言葉、もしくは仲間たちへのYELL」というテーマで言葉を選んでもらっています。伝えたい言葉と、その言葉にまつわる思いを短く綴った文集のような冊子を作って配布しているのですが、本棚を整理していて2009年版を見つけましたので、その中からいくつかを紹介したいと思います。

 

「今日一日の努力」 M T

人は時に、頑張ることがとても辛く感じられることがある。しかし、どんなに辛くても、今日という、せめてこの一日だけは頑張ろうと思うことでやる気が出てくるのだ。人生は「今日」という一日の積み重ねなのだから。

 

「一期一会」 N H

思いがけない出会いが、自分を支えてくれたり、自分に影響を与えてくれたりすることがある。そんな出会いを大切に、という意味の言葉だ。塾での出会いは、私を支えてくれるかけがえのないものとなった。

 

CARPE DIEM (カーペ ディエム)」 H M

この言葉はラテン語で「今を生きろ」「今を楽しもう」という意味です。小学校のとき大好きだった、笑顔のすてきな音楽の先生が卒業のときに送ってくれた言葉です。とても短い一言ですが、私を勇気づけてくれます。

 

「誠実」 K S

僕がこの言葉を好んで使うのは僕自身がまだ誠実ではないことに由るのだと気付いたのは最近のことだ。しかし、それは即ち僕にまだ成長の余地があるということであり、僕はこの言葉により希望を感じるようになった。

 

「冬は必ず春となる」 D N

桜の花は、厳しい寒い冬を越えなければ、暖かい春に花を咲かすことはできない。これを人生に置き換えると、今は厳しい冬かもしれない。しかし、じっと耐えて努力して乗り越えることで、喜びの春を迎えることができる。

 

「自分の手でつかむ」 M H

何事も自然にはやってこない。自分の欲しい物がそこにある時、自分の元へ運んでくるのは他人の手ではなく自分自身の手。自分の手でつかんだ物は絶対になくならない。この言葉を私の心の引き出しにしまっています。

 

「心をたかく 清らかに」 K S

この言葉には、「自信と誇りを持って、正々堂々と生きましょう」という意味がこめられています。

 

「反省はしても後悔をしないために」 N I

「反省」とは前進すること、もしくは前進するために地図を確認する作業に似ている。「後悔」とは停滞すること、もしくは地図を破り捨てる行為に似ている。「反省」はしても決して「後悔」だけはしないために、自分らしく闘って負けよう。そして、自分らしく闘って勝とう。

 

「あと一歩の努力」 M K

自分の目標に向かってやってきた努力は、最後まで諦めてはいけないと思う。

最後の最後で気を抜いてはいけない。諦めずに続けてきた努力は、決して自分を裏切らない。

 

「支えがあるから頑張れる」 T H

日々、勉強したりするときに、投げ出しそうになるときは、いくらでもあった。しかし、自分のことを応援してくれる友人や両親のこと、「支え」てくれる人たちのことを思い出すと、何でもできる気がしてくるのである。

 

いかがだったでしょうか。

同じく高校受験に立ち向かう、かつての中学3年生たちの言葉です。

折角なので、他の年度のものも見つけて、少しずつ紹介していけたらと思っています。

文責:石井