代表コラム
第11回~第16回「受験は「子離れ」「親離れ」の好機」
~サル化する子供たち~
あけましておめでとうございます。今年もファインズ・グループをよろしくお願いします。
一昨年の「リーマンショック」をきっかけにしたいわゆる金融不況は、今年になっても収まる気配もなく、かえって「デフレ不況」が今後も続くという暗い予想で2010年の幕があけました。 ……
第10回「時を告げるのではなく、時計を作る人財になれ!」
昼や夜のどんなときにも、太陽や星を見て、正確な日時を言える珍しい人に会ったとしよう。 ……
第9回「コッテージ・チーズを洗おう!」
皆さんはデーブ・スコットという人をご存知でしょうか。(誰ですか。デーブ・スペクターを想像したのは?) トライアスロンの世界では有名な選手で、ハワイの鉄人レースでは6回も優勝したスター選手です。
彼は毎日の練習で、平均して自転車で120キロ、水泳で2万メートル、マラソンで27キロを何と一日も欠かさずこなしているといいます。 ……
第8回「心に太陽を持て」
~つらいからこそ心が養える~
心に太陽を持て
あらしがふこうとふぶきがこようと
天には黒くも地には争いが絶えなかろうと
いつも心に太陽を持て
唇に歌を持て
軽く、ほがらかに
自分のつとめ自分のくらしによしや苦労が絶えなかろうと
いつも、唇に歌を持て
苦しんでいる人なやんでいる人にはこう、はげましてやろう
「勇気を失うな ……
第6回~第7回「ある教師の軌跡」
~最前列の席~
彼は友人のたっての依頼で塾の教師になることになった。
7月のある日、初めて訪れたその塾は ……
第2回~第5回「家電量販店なのになんで「○○○カメラ」なの?!」
ある日電車の中での親子の会話が耳に入ってきました。
「お母さん!今日テレビどこで買うの?」
「そうね、秋葉原の○○カメラにしようかなぁ」
「○○カメラってテレビも売っているの?」
「何でもあるわよ。テレビなんか何十台も並んでるのよ」
「そうなんだぁ。じゃぁ、何で○○カメラっていうの?」
「う~んっ、・・・・!?」
皆さんは駅の近くや郊外にある家電量販店といえば「○○カメラ」「カメラの○○」という店名をいくつかすぐ思い浮かべることができるでしょう。
では、なぜ総合家電販売店に今では商品のごく一部になってしまったカメラの名前がついているのでしょうか?本当のところはその会社に聞いてみないと分かりませんが、私はこのように推察します。
私たちの住む「日本」という国は、「ものつくりニッポン」といわれるように高度の製品輸出国として経済成長を遂げてきました。 戦後の焼け野原から急速に発展を遂げられたのは、世界中に評価される「製品」を作り上げてきたからです。
「ソニー」「パナソニック」「トヨタ」etc.数え上げたら切がないほどですね。
私の友人のアメリカ人は、「ソニー」はアメリカの企業だといって自慢する(これには私は猛然と反論しましたが・・)ほどアメリカではポピュラーな企業です。
戦後しばらくは「安かろう悪かろう」の代名詞のようであった日本製品も、国民・企業の懸命の努力によりその品質を向上させ、 ……
第1回「復習こそ学力アップの要」
皆さんはよく学校の先生や塾の教師、あるいはお父さん、お母さんから「復習が大事だよ」「復習はちゃんとしたの?」とよく聞かれますよね(「耳たこ」ですよね)。
予習をしていけば授業はより分かりやすくなりますし、復習すれば学習したことが定着してテストの点数も良くなることは誰でも知ってはいると思います。
しかし、理性的には簡単なことですが、継続して復習し続けることはそんなに容易ではありませんね。人間の記憶はいったいどのくらい脳に情報として留まっているのでしょうか?
ここに面白いデータがあります。
『新しい情報は、まず「短期記憶」として約20秒間だけ保存され、しかも7±2まで、つまり5~9の情報しか保存できない。さらに「忘却曲線」の理論によると、20分後には42%を、1時間後には56%、1日後には74%を、1週間後には77%を忘れてしまう』そうです。
人間は忘れる動物なのです。ではどうすればいいのでしょうか?!
知識を獲得し続けるのは、現代に生きる我々の宿命みたいなものですが、いくら知識を詰め込んでも「維持訓練」をしなければどんどん記憶から落ちていってしまいます。
「短期記憶」を「長期記憶」変え、自分の脳細胞に刻み込むには「維持リハーサル」という活動(これを「復習」といいます)が必要となります。
どうでしょうか?「復習」が必要なことがわかりましたか?
では、授業が終わったら毎日30分でいいので、その日のうちに復習しましょう!!
そして、2-3日後もう一度同じ部分を復習しましょう!
なぜって?こうすれば、短期記憶の失われた74%を回復できるからです。
(2009.10.16)