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27 10, 2021

【校長コラム】10月が命日のジャズ・ミュージシャン

By |2021-11-03T23:04:58+09:002021年10月27日|国分寺ブログ|0 Comments

10/16はジャズメッセンジャーズのドラマー、アートブレイキーの命日です。 1919/10/11に生まれた彼は、モダンジャズの巨人ともいえる存在で、その華麗なドラミングは後のミュージシャンに多大な影響を与えたと言われています。 ジャズメッセンジャーズの代表曲である「Moanin」や「A Night in Tunisia」は今でも、テレビでよくかかるので、一聴すればご存知の方も多いでしょう。 とくに「Moanin」のテーマフレーズは、いかにもブルージーなジャズという雰囲気で、とてもわかりやすく、テレビのちょっと洒落たBGMなんかに最適なのです。 「Moanin」のテーマフレーズはブルーノートスケールという音階で構成されています。ブルーノートスケールはメジャースケール(いわゆるドレミファソラシド)の三番目と五番目と七番目の音を1/2だけフラットさせる音階ですが、ピアノではこの音は出せません。この音が出ないと正確なブルースの感じにはならないのですが、音楽によっぽど慣れた人の耳でなければ、フラットと1/2フラットの違いはわからないと思います。 「Moanin」のテーマフレーズはジャズピアノのなかでは比較的易しいほうなので(アレンジにもよりますが)、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。楽譜も比較的手に入りやすい一曲です。   ......

15 10, 2021

【コラム③】YELL ― 希望を与える言葉2010

By |2021-10-25T14:56:16+09:002021年10月15日|国分寺ブログ|0 Comments

美しい言葉と出会うこと。または、そのために努力すること。 それは、その人の人生をきっと豊かなものに変えてくれます。 美しい言葉を心の引き出しに豊かにしまってある人は、 その人自身がまた例えようもなく美しいと思うのです。   【コラム②】に引き続き「YELL ― 希望を与える言葉」の2010年度版をお届けします。   「“0”と“1”の間」 K I 何もしない「0」と、「1」では大きな違いがある。1は百倍すれば100になるが、0は何倍しても1になれない。だからまず一歩を踏み出すことが、その先の何十歩にも繋がり、道を切り開くきっかけとなるのだろう。   ......

11 10, 2021

【コラム②】YELL ― 希望を与える言葉2009

By |2021-11-16T14:03:40+09:002021年10月11日|国分寺ブログ|0 Comments

受験生として闘う一年間に国語の授業の一環として「自分自身に希望を与える言葉、もしくは仲間たちへのYELL」というテーマで言葉を選んでもらっています。伝えたい言葉と、その言葉にまつわる思いを短く綴った文集のような冊子を作って配布しているのですが、本棚を整理していて2009年版を見つけましたので、その中からいくつかを紹介したいと思います。   「今日一日の努力」 M T 人は時に、頑張ることがとても辛く感じられることがある。しかし、どんなに辛くても、今日という、せめてこの一日だけは頑張ろうと思うことでやる気が出てくるのだ。人生は「今日」という一日の積み重ねなのだから。   「一期一会」 N H 思いがけない出会いが、自分を支えてくれたり、自分に影響を与えてくれたりすることがある。そんな出会いを大切に、という意味の言葉だ。塾での出会いは、私を支えてくれるかけがえのないものとなった。   「CARPE DIEM ......

2 10, 2021

【コラム①】読書の秋

By |2021-10-04T13:52:48+09:002021年10月02日|国分寺ブログ|0 Comments

「読書の秋」ということで、今回はお勧めの書籍をいくつか紹介しようと思います。 既に読んだ作品も含まれているかと思いますが、まだのものがあれば、是非「秋」の夜長のお供にどうぞ。   ◇『旅をする木』『イニュニック〔生命〕』『ノーザンライツ』他  【星野道夫】 折々紹介しているので既に読んだ諸君もいるかと思いますが、星野道夫さんの写真と文章は、何といってもその視線が優しく(弱さの裏返しの優しさではなく、人生や生命というものを真摯に厳しく見つめ続ける人の到達した<優しさ>という或る極点を意味する)、生きるということに激しく感動しながらも、決して肩に力を入れず、それをサラリと肯定してみせるそのスタンスがたまらなくステキです。   ◇『精霊流し』『解夏』『眉山』  【さだまさし】 ご存じの通り「文筆業」が本職ではなく、「作曲家」であり「作詞家」でもある、いわゆる「シンガーソングライター」のさだまさしさん。表現手段こそ違っても、その表現者としてのスタンスはどんな場面でも一貫しています。音楽を表現手段としながら、時に吟遊詩人と評されることもあるけれど、詩人というよりはむしろ短編小説家というイメージの方がぼくには強いのです。たとえばさだまさしさんが、歌の中に青春の、あるいは人生のひとコマを切り取って見せると、そこから時間と空間が広がり始め、やがてそれぞれの歌の背景にある「季節」や「人生」や「世界」がくっきりと描き出されていきます。その見事な手腕は、これらの小説にも遺憾なく発揮されています。   ◇『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』  【ロバート・フルガム】 ......

25 09, 2021

【暦の話⑬】片月見・片見月

By |2021-09-27T14:11:27+09:002021年09月25日|国分寺ブログ|0 Comments

観月の楽しみは、旧暦8月15日の十五夜(中秋の名月)と旧暦9月13日の十三夜の2回あります。10月10日の十夜を含めて3回とも言われていますが、今回の表題である「片月見(かたつきみ)・片見月(かたみづき)」は、8月15日と9月13日の2日のうち、どちらか一方だけの観月を指します。 細かいルールでは、8月15日に中秋の名月を眺めたのと同じ場所で9月13日に再び月を眺めなければならないとされていて、それを違えると「片月見」もしくは「片見月」といって縁起が悪いと考えられていたようです。 (ちなみに今年の十三夜は10月18日の月曜日です。) 十三夜は、満月の二日前の月ですので、月の左側の縁がわずかに陰っている未完成の月です。しかし、思い返せば日本人は、この未完成で不完全なものをこそ愛でる独特の世界観を持っているようです。   「花は盛りに、月はくまなきをのみ見るものかは。」(徒然草 兼好)   「徒然草」の原文では、このあと「今にも咲きそうな桜の梢や、すっかり花が散って、しおれた桜の花びらが点々とある庭などにこそ見る価値が多い」という内容が続きます。 書画の世界でも、日本人はシンメトリーの完全な構図より、左右非対称な構図に、また描かれたものだけでなく描かれない余白に美を見出します(余白の美)。表現されるものと表現されないものの絶妙なバランス。そうして想像力の働く余地を残す奥床しさをこそ価値あるものと捉えてきたのです。 余談 ......

20 09, 2021

【校長コラム】大学入試指定校推薦の状況

By |2021-11-03T23:05:48+09:002021年09月20日|国分寺ブログ|0 Comments

9月は大学入試の指定校推薦の季節です。 例年、9月上旬には内申点により指定校推薦が決まります。 今年はフィオネスから3人が指定校推薦に挑みましたが、3人とも決まりました。 一安心ですが、本当の受験はここからです。 一般受験にチャレンジする高校3年生の皆さんは今日も必死に励んでいます。   ファインズ国分寺スクール校長 齋藤純

18 09, 2021

【暦の話⑫】暑さ寒さも彼岸まで

By |2021-09-22T22:55:33+09:002021年09月18日|国分寺ブログ|0 Comments

「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用表現があります。 残暑の火照りも秋の彼岸を過ぎれば、ようやく冷めて過ごしやすくなる。冬の寒さも春の彼岸を過ぎるころには和らいで過ごしやすくなる。そこから転じて「辛さや苦しさも、いつまでも続くものではなく、時が来れば癒されていく」というような意味でつかわれることもある言葉です。   秋のお彼岸:秋分の日(9/23)を挟んで前後7日間(9/20~9/26) 春のお彼岸:春分の日(3/21)を挟んで前後7日間(3/18~3/24)   気象データをチェックすると、この「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用表現はある程度の信憑性を持った言葉であるといえるようです。   「彼岸(ひがん)」に対して「此岸(しがん)」という言葉があります。字面だけを追えば、「彼岸」が「あちらの岸」、「此岸」が「こちらの岸」という意味になり、この二つの世界の間には「川」が流れていることになります。「あの世(死の世界)」と「この世(生の世界)」の間に「三途の川」が流れているイメージと重なりますが、本来「彼岸」とは西方にある極楽浄土(西方浄土)を意味し、境界をなす川が悩みや煩悩を表していることから、それを超えて悟りの境地に入るというイメージが正しいようです。 西方浄土が開かれるのは年に2回。太陽が真西に沈む春分の日と秋分の日ですので、この期間を「お彼岸」と位置付けたわけです。 ......

14 09, 2021

【暦の話⑪】中秋の名月

By |2021-09-21T22:55:06+09:002021年09月14日|国分寺ブログ|0 Comments

あるともない夜風にかぐわしい花の香りが混ざって、金木犀の咲いたことを知らせてくれます。 今年も「月見バーガー」の季節がやってきました。おなじみのサイドメニュー「月見パイ」に加えて、今年は新作の「月見シェーク」が登場したようです。 ということで、本日は「中秋の名月」のお話です。   太陰太陽暦(旧暦)は、基本的には月の満ち欠けに従って作られたカレンダーですから、毎月1日は「朔(さく)」といって新月、3日目の月を「三日月」、そして15日目(十五夜)に月は必ず「望(もち)」と呼ばれる満月になります。名字としてもつかわれる「望月(もちづき)」というのは、つまり満月のことなのです。 【暦の話①】プロローグでも紹介しましたが、旧暦では7月~9月が秋で、8月は秋の真ん中の月であることから「仲秋」と書き表し、その「仲秋」のちょうど中日となる8月15日を、特に「中秋」と書き分けます。ですから8月15日の満月は「仲秋」ではなく「中秋の名月」と書くのが正しい表記となります。 では、今年の中秋の名月はいつかというと、9月21日の火曜日です。つまり、この日が旧暦の8月15日ということですね。 月の陰影に「餅をつく兎」のイメージを重ね合わせるのは日本独自のものかと調べてみると、元々はどうやら中国から渡ってきたもののようで、その経路である朝鮮半島の韓国でも同じように月の陰影に「兎」をイメージしているようです。世界各地には様々な月の模様の見立てがあって、シオマネキのような片方のハサミが巨大化したカニの姿をイメージするのは南欧の国々。横座りして本を読む女性をイメージするのは北欧の国々。飛び上がる躍動的なライオンの姿をイメージするのはアラビアの国々。その他、「バケツを運ぶ少女」「薪を担いだ男」「貴婦人の横顔」などなど、月の模様の見立ては本当にユニークですね。 横顔を見せる貴婦人に確か名前があったように記憶していて、改めてネットで調べてみたけれど検索できませんでした。一体どこで出会ったのか思い出せず、「もしかしたら」と愛蔵の野尻抱影著「星三百六十五夜」を引っ張り出してページをめくってみたものの、薄い本とはいえ春・夏・秋・冬と4巻合わせると600ページ近くなるので、残念ながら見つけ出すことは出来ませんでした。   ......

9 09, 2021

【暦の話⑩】二百十日と二百二十日

By |2021-09-11T20:29:43+09:002021年09月09日|国分寺ブログ|0 Comments

二十四節気や五節句と言った暦日以外に、生活の中から自然発生的に生まれた民俗行事・年中行事が暦に記されるようになり、これを総称して「雑節」と呼びます。 雑節には「節分、彼岸、社日(しゃにち)、八十八夜、入梅、半夏生(はんげしょう)、土用、二百十日、二百二十日」があり、【暦の話】でも既にいくつか取り上げています。 さて、これら雑節の中に数字を冠したものが三つあります。「八十八夜」「二百十日」「二百二十日」ですが、これらは立春の日から数えた日数を表しています。 「八十八夜」は5月2日頃で、 ♪ 夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉がしげり~ ♪ と唱歌にも歌われている「茶摘み」の季節となります。 「二百十日」は9月1日頃、そして「二百二十日」が9月11日頃にあたり、今年はどうやら大丈夫な様子ですが、台風の特異日とされています。   ......

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