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18 09, 2021

【暦の話⑫】暑さ寒さも彼岸まで

By |2021-09-22T22:55:33+09:002021年09月18日|国分寺ブログ|0 Comments

「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用表現があります。 残暑の火照りも秋の彼岸を過ぎれば、ようやく冷めて過ごしやすくなる。冬の寒さも春の彼岸を過ぎるころには和らいで過ごしやすくなる。そこから転じて「辛さや苦しさも、いつまでも続くものではなく、時が来れば癒されていく」というような意味でつかわれることもある言葉です。   秋のお彼岸:秋分の日(9/23)を挟んで前後7日間(9/20~9/26) 春のお彼岸:春分の日(3/21)を挟んで前後7日間(3/18~3/24)   気象データをチェックすると、この「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用表現はある程度の信憑性を持った言葉であるといえるようです。   「彼岸(ひがん)」に対して「此岸(しがん)」という言葉があります。字面だけを追えば、「彼岸」が「あちらの岸」、「此岸」が「こちらの岸」という意味になり、この二つの世界の間には「川」が流れていることになります。「あの世(死の世界)」と「この世(生の世界)」の間に「三途の川」が流れているイメージと重なりますが、本来「彼岸」とは西方にある極楽浄土(西方浄土)を意味し、境界をなす川が悩みや煩悩を表していることから、それを超えて悟りの境地に入るというイメージが正しいようです。 西方浄土が開かれるのは年に2回。太陽が真西に沈む春分の日と秋分の日ですので、この期間を「お彼岸」と位置付けたわけです。 ......

14 09, 2021

【暦の話⑪】中秋の名月

By |2021-09-21T22:55:06+09:002021年09月14日|国分寺ブログ|0 Comments

あるともない夜風にかぐわしい花の香りが混ざって、金木犀の咲いたことを知らせてくれます。 今年も「月見バーガー」の季節がやってきました。おなじみのサイドメニュー「月見パイ」に加えて、今年は新作の「月見シェーク」が登場したようです。 ということで、本日は「中秋の名月」のお話です。   太陰太陽暦(旧暦)は、基本的には月の満ち欠けに従って作られたカレンダーですから、毎月1日は「朔(さく)」といって新月、3日目の月を「三日月」、そして15日目(十五夜)に月は必ず「望(もち)」と呼ばれる満月になります。名字としてもつかわれる「望月(もちづき)」というのは、つまり満月のことなのです。 【暦の話①】プロローグでも紹介しましたが、旧暦では7月~9月が秋で、8月は秋の真ん中の月であることから「仲秋」と書き表し、その「仲秋」のちょうど中日となる8月15日を、特に「中秋」と書き分けます。ですから8月15日の満月は「仲秋」ではなく「中秋の名月」と書くのが正しい表記となります。 では、今年の中秋の名月はいつかというと、9月21日の火曜日です。つまり、この日が旧暦の8月15日ということですね。 月の陰影に「餅をつく兎」のイメージを重ね合わせるのは日本独自のものかと調べてみると、元々はどうやら中国から渡ってきたもののようで、その経路である朝鮮半島の韓国でも同じように月の陰影に「兎」をイメージしているようです。世界各地には様々な月の模様の見立てがあって、シオマネキのような片方のハサミが巨大化したカニの姿をイメージするのは南欧の国々。横座りして本を読む女性をイメージするのは北欧の国々。飛び上がる躍動的なライオンの姿をイメージするのはアラビアの国々。その他、「バケツを運ぶ少女」「薪を担いだ男」「貴婦人の横顔」などなど、月の模様の見立ては本当にユニークですね。 横顔を見せる貴婦人に確か名前があったように記憶していて、改めてネットで調べてみたけれど検索できませんでした。一体どこで出会ったのか思い出せず、「もしかしたら」と愛蔵の野尻抱影著「星三百六十五夜」を引っ張り出してページをめくってみたものの、薄い本とはいえ春・夏・秋・冬と4巻合わせると600ページ近くなるので、残念ながら見つけ出すことは出来ませんでした。   ......

9 09, 2021

【暦の話⑩】二百十日と二百二十日

By |2021-09-11T20:29:43+09:002021年09月09日|国分寺ブログ|0 Comments

二十四節気や五節句と言った暦日以外に、生活の中から自然発生的に生まれた民俗行事・年中行事が暦に記されるようになり、これを総称して「雑節」と呼びます。 雑節には「節分、彼岸、社日(しゃにち)、八十八夜、入梅、半夏生(はんげしょう)、土用、二百十日、二百二十日」があり、【暦の話】でも既にいくつか取り上げています。 さて、これら雑節の中に数字を冠したものが三つあります。「八十八夜」「二百十日」「二百二十日」ですが、これらは立春の日から数えた日数を表しています。 「八十八夜」は5月2日頃で、 ♪ 夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉がしげり~ ♪ と唱歌にも歌われている「茶摘み」の季節となります。 「二百十日」は9月1日頃、そして「二百二十日」が9月11日頃にあたり、今年はどうやら大丈夫な様子ですが、台風の特異日とされています。   ......

6 09, 2021

【暦の話⑨】陽数と陰数

By |2021-09-09T22:19:45+09:002021年09月06日|国分寺ブログ|0 Comments

中国では、一桁の数のうち1,3,5,7,9の奇数を「陽数」と呼び縁起の良い数とし、2,4,6,8の偶数を「陰数」と呼び縁起の悪い数とする考え方があります。 日本の歴史の中にも、安倍晴明を代表とする「陰陽師(おんみょうじ)」が登場しますが、この陰陽(いんよう)思想は中国の「陰陽説」に端を発します。自然界に存在するあらゆる物質は「陰」と「陽」の二要素のバランスによって成立すると考える説で、後に自然界に存在する物質は「木」「火」「土」「金」「水」の五要素に由来すると唱えた「五行説」と結びついて「陰陽五行説」とも呼ばれるようになります。 有名な「タオ」のマークも陰と陽の二相を組み合わせたものです。 縁起の良い陽数(奇数)である1、3、5、7、9がゾロ目となる日(1月1日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日)を並べてみると、これらが特別な日であることにお気づきになると思います。 もとは中国の陰陽五行説に由来しますが、すっかり日本の季節を彩る年中行事となっている五節句が行われる日です。 正確には1月1日ではなくて1月7日が「人日(じんじつ)」といって七草の節句。3月3日は「上巳(じょうし)」といって桃の節句(ひな祭り)。5月5日は「端午(たんご)」といって菖蒲の節句。7月7日は「七夕(しちせき)」といって七夕の節句。そして9月9日は「重陽(ちょうよう)」といって菊の節句となっています。 あまりなじみがありませんが、七夕を「笹竹の節句」と呼ぶことを合わせると、節句と季節の植物が組み合わされているのも、なるほどとうなずけます。 さて、ここまでの説明でお分かりかと思いますが、9月9日の節句「重陽」には「陽数を重ねた日」という意味があります。「9」という数字は一桁の数の中で最も大きい「陽数」であり、その影響力も最大であると考えられることから、9月9日を特別に「重陽」と呼ぶわけです。 大変興味深いのは、もともと「陽数」の重なる日は陽気が強すぎて不吉なため、それを払う行事として執り行われていたものが、時を経て正反対の「吉祥」の日の祝い事と解釈されるようになったというのです。 何事も度が過ぎるとかえってマイナスになるという捉え方だったのが、いつの間にかプラスの許容範囲が無制限になるという大きなパラダイムシフトの背景には一体何があったのでしょうね。 ......

2 09, 2021

【暦の話⑧】花暦

By |2021-09-02T15:51:46+09:002021年09月02日|国分寺ブログ|0 Comments

様々な植物を花期の順に並べて季節と重ね合わせたものを「花暦」といいます。 季節の移ろいを折々に咲く花の姿で知ることは、無意識にせよ私たちが日常的にしていることでしょう。 桜に先駆けて咲く梅や辛夷(こぶし)やハクモクレンの花に春の訪れを感じ、南から北へまるでリレーのように日本中が酔いしれる桜の季節が過ぎれば、菜の花や紫ダイコンの花を追いかけるように藤の花が咲き、やがてツツジや薔薇の花が初夏を告げ……、といった具合です。   さて、夏から秋へ……。この季節に見つけた花たちのいくつかを紹介しておくことにします。   黄昏に、光が薄れるのを待ちわびたように咲く「オシロイバナ」 闇の中へと降下していく落下傘部隊 花言葉は「あなたを想う」 ピンクのサルスベリ ......

24 08, 2021

小学校4年生が頑張ってくれました。

By |2021-08-24T22:12:56+09:002021年08月24日|国分寺ブログ|0 Comments

小学校4年生が頑張って雨温図を描いてくれました。 大人には簡単なグラフも彼らには未知の世界のようで・・・30分かけた大作です。 細かい間違いには目を瞑ってやってください。 斎藤

23 08, 2021

【暦の話⑦】「秋来ぬと・・・」

By |2021-08-23T15:01:57+09:002021年08月23日|Uncategorized, 国分寺ブログ|0 Comments

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」 藤原敏行(古今和歌集収録)   暦の話からずれてしまいますが、正しく理解できるように歌の解釈をしておくことにしましょう。   ■「来ぬ」には二通りの読みと意味があります。 ①「こ・ぬ」と読む場合 「こ」は未然形ですから、「ぬ」は打消しの助動詞と判断できます。よって、現代語訳は「こ・ない」となります。 ②「き・ぬ」と読む場合 「き」は連用形ですから、「ぬ」は完了の助動詞と判断できます。よって、現代語訳は「き・た」となります。 ......

10 08, 2021

【コラム】暦の話⑥ ー残暑お見舞い

By |2021-08-10T16:35:58+09:002021年08月10日|Uncategorized, 国分寺ブログ|0 Comments

残暑お見舞い申し上げます。 近年は携帯電話やスマホのメール機能、あるいはLINEやfacebook等のSNSを利用した情報交換が主流となっていますが、日本人には、一年の始まりを寿(ことほ)ぎ「年賀状」を、盛夏を労(ねぎら)って「暑中見舞い」を出すという趣のあるしきたりがあります。 この「暑中見舞い」ですが、「夏休み中ならいつ出してもOK」と考えるととんだ失敗をします。「暑中見舞い」の時季とされているのは二十四節気の「小暑」「大暑(立秋の前日まで)」の期間で、2021年でいうと7月7日~8月6日となります。 【暦の話②】で解説した通り、今年の「立秋」は8月7日でしたので、この日を過ぎて届く葉書に「暑中見舞い」の挨拶は相応しくありません。もちろん、まだまだ暑さは続きますので「お見舞い」の葉書を出すこと自体は問題ありませんが、暦の上で「秋」が訪れてからの葉書には「暑中お見舞い」ではなく「残暑お見舞い」という挨拶をするのがしきたりとなっています。 「暑中見舞い」といえば、中学時代の苦い思い出があります。当時英語の苦手だったぼくが、英語教師でもあった担任に敢えて英語の暑中見舞いを出したのです。辞書を片手に四苦八苦して英文をつづり、小さな満足感と共に葉書を投函したのでした。 さて、夏休みが終わって二学期の始まる日、教室で出欠をとっていた担任に名前を呼ばれます。「何だろう」と思って教室の前へ出ると、何と赤ペンであちこち添削された例の「暑中見舞い」を返却されたのです。おそらく他の生徒には、それがどうも葉書のようであるということ以外わからなかったでしょう。ぼくはといえば、そのことで正しい英文の暑中見舞いを知ることができた代わりに、頑張って苦手な英語に挑戦して散々苦労して暑中見舞いをしたためたことも、完成させてポストに投函したときのほんの少し誇らしい気持ちも、ペシャンコにつぶれてしまったのでした。 それも今となってはどこか懐かしい思い出のひとつです。 文責:石井

13 07, 2021

【コラム】暦の話⑤ ー土用の丑の日

By |2021-07-13T15:02:16+09:002021年07月13日|Uncategorized, 国分寺ブログ|0 Comments

「土用」というのは「季節の変わり目」という意味を持つ期間のことで、四立(立春・立夏・立秋・立冬)の直前の18日間を指しています。 一方、「丑」というのは、お気づきの方も多いかと思いますが、十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・馬・未・申・酉・戌・亥)の2番目にくる「うし」の日を指し、カレンダーにはこの十二支が順に当てはめられていていきます。 二つの言葉が組み合わさった「土用の丑の日」ですが、ここまでの解説でお分かりのとおり、少なくとも年に4回、季節毎に訪れる日なのです。ところが、「土用の丑の日」が特に「夏」に限って使われるのは、夏バテや食欲減退を防ぐためにビタミンA・B群の豊富な「鰻(うなぎ)」を食す習慣と結びついているからだと考えられます。ちなみに、18日間に対して十二支を順に当てはめていくと、年によって、また季節によって丑の日が2日存在する場合があります。つまり「土用の丑の日」が同じ季節に2度訪れるわけです。この場合「一の丑」「二の丑」と呼び分けて区別します。 さて、2021年、今年の「(夏の)土用の入り」は7月19日(月)で、この日が「辰(たつ)」にあたるので、「(夏の)土用の丑の日」は7月28日(水)となります。 ここからは「鰻(うなぎ)」の話題です。 ビタミンA・B群が豊富で栄養価の高い鰻を食して、夏バテや食欲減退を防止する習慣というのは、「万葉集」にも詠まれていることから、少なくとも奈良時代にまで遡ることができます。 問題となるのは、この「鰻」と「土用の丑の日」を結び付けたものは何かという点ですね。諸説ありますが、最も有名なエピソードは平賀源内説でしょうか。 売り上げが伸びず悩んでいた知り合いの鰻屋に相談を持ち掛けられた平賀源内が、もともと「土用の丑の日」に「う」の付く食材、例えば「梅干し」「うどん」「ウリ」「牛」「馬」等を食して夏バテを防止するという習慣があったことを利用して、鰻屋の店先に「本日 丑の日」というポスターを貼るように勧めたところ、「う」の付く食材である「鰻」が飛ぶように売れて繁盛した、というエピソードです。 平賀源内は江戸時代中期に生まれ、文武両道、多彩な分野で活躍したいわゆる天才肌の人物です。 現代の日本では、日々の食生活において栄養不足を心配する必要もないため、「鰻」に特別な効果は期待できず、ビタミンA・B群の不足に悩んでいる人を除けば、「土用の丑の日」に「鰻」を食べなければならない科学的な根拠はないようです。 ......

8 07, 2021

【コラム】暦の話④ -七夕の複雑な事情

By |2021-07-12T19:29:59+09:002021年07月08日|国分寺ブログ|0 Comments

7月7日は「七夕」の日とされていますが、この「七夕」は秋の季語であるということをご存じでしょうか。 【暦の話】プロローグで紹介した通り、秋は「立秋~立冬の前日」と定義されますので、旧暦に従えば7月~9月が秋ということで、江戸時代に芸術として完成した俳句(俳諧)において「七夕」は秋の季語となるわけです。 ここで問題が発生します。 「立秋~立冬の前日」という暦に従えば、2021年は8月7日(立秋)~11月6日(立冬の前日)が秋ということになっていて、七夕祭りで有名な神奈川県平塚市や宮城県仙台市(東北三大祭り)では、本来の「立秋」に合わせて8月初旬を祭り期間としています。 一方「7月」という月にこだわれば、七夕は7月7日の行事となります。 どちらが正しいかという判断は難しいところですが、暦に従った8月上旬であれば、「天の川」や「織姫」「彦星」そして「夏の大三角」といった七夕にちなんだ夏の星座たちを、夜空に眺めることができるのに、7月7日は梅雨の最中で、統計によれば4年に1度しか晴れ間を望めず、「星に願いを」かけることは難しくなります。   以上、新暦と旧暦が入り混じって複雑な年中行事のひとつがこの「七夕」なのです。 地域ごとにそれぞれの解釈で行われる「七夕」の行事。果たしてどちらがあるべき姿なのでしょう。 あなたはどう考えますか。 ......

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