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GWが始まります
今年のGWが間もなく始まります。ファインズ柿生スクールは、4月28日(金)が休校日のため 今年は、4月28日(金)~5月7日(日)までの10日間の休校となります。 今年のGWは、久々に制限のないGWのため、生徒たちもサッカーや野球その他のクラブ活動の大会や試合が あるようです。また、この間に旅行等に出かけられる家庭も多いと聞いております。生徒たちにとっては久々のお出かけでしょうから、いろいろな体験をして見聞を広めたり、感動を味わって成長してくれることを期待しています。
【コラム㉜】新緑の季節
透き通る欅の新緑を渡るひんやりと心地よい風の色 若葉を透きこぼれる陽射しの匂い 雑踏に柔らかく溶け込んだ様々な音の肌触り 今まさに初夏を迎えようとする 生き生きと優しい風景の中で 大きな声で叫んだり 熱く語ったりする必要もなく 生きることをサラリと肯定してみせる自然の営みは まったく見事としか言いようがありません ......
2023年高校入試報告会開催
4月9日(日)に2023年高校入試報告会を開催しました。 今年の県立高校入試の傾向と平均点、次年度の入試制度の変更とその影響についての 分析を行いました。 後半は、今年志望校に合格し進学した卒業生も駆けつけ、後輩の受験生に貴重な 体験談とアドバイスをしてくれました。後輩たちも真剣に聞き入っていました。 ぜひ参考にして来年の受験に向けてスタートダッシュを決めてほしいものです。
【アーカイブ㉝】On your mark
入学式を終えていよいよ中学生・高校生となった今年の卒業生たちが、まだどこか着慣れない真新しい制服姿で、ぽつりぽつり校舎へ顔を出してくれます。 少しずつくたびれて着慣れていく制服と引き換えに、彼(彼女)らは一体どんな経験を重ねていくのでしょうか。修行中の身であってみれば、無事平穏な、あるいは良いことばかりの薄っぺらな日常より、なけなしの智恵と勇気を総動員して自らの責任と努力で乗り越えていける程度の艱難とも適度に出会いながら、人間としての厚みを増していって欲しいと、何だか贅沢なことを望んだりもします。 ところでこの「入学式」ですが、どういうわけかぼくの記憶の中では「卒業式」ほどには印象に残っていないのです。 新しい季節へと最初の一歩を踏み出していくときの晴れやかな気持ち。小さな胸に満ちた期待と不安。それが光の飽和した桜の季節であること……。けれども、人生におけるその大切な瞬間がすっぽりと抜け落ちてしまったように印象に薄いのは一体なぜでしょう。 例えばそれは、心の中のアルバムに仕舞うのが「可能性」などという抽象的なものではなくて、それぞれの季節を彩る大切な人や風景といった具体的なものであるからでしょうか。あるいはまた、心の中に大切な人たちが座るべき何脚かの椅子があるとすれば、記憶に刻むのはそこに座った大切な一人一人の人であって、これからそこに座るべき人を待っている空の椅子などでは決してないということなのかもしれません。 そうそう、今年の卒業生たちの話でした。 中学時代・高校時代と、甘酸っぱくて、どこかほろ苦い思いをもってそんな季節を過ごしてきたぼく自身の経験から言っても、誰もがすぐに大人になってしまいます。本当に、それは瞬く間に通り過ぎてしまう季節なのです。だから決して急ぐ必要はありません。急ぐあまりに中味のない大人になってしまっては元も子もありません。良いことも悪いこともひっくるめて中味の濃い、充実した少年時代・少女時代を過ごした人だけが心豊かな大人になれるのだとすれば、「今」「ここ」を軽視して「いつか」「どこか」を追い求めてばかりいる空疎な日常であってはならないのです。 「On your ......
4月の柿生スクール
春期講習も残りわずかになり、生徒は、新学年に向けた準備もしっかりと し終わったところでしょうか。今月は、4月津9日(日)に今年度の卒業生を迎えて、高校入試報告会を実施。先輩からのアドバイスをもっらって、新中3生は、気持を引き締めて自分の目標に向かってしっかり努力してほしいものです。
【コラム㉛】次のステージに至る分岐点
いくつかの小さなミス、それは本当にとるに足らない、通り過ぎてしまえば存在したことすら誰も思い出すことの出来ないような些細な失敗が複雑に絡み合って、ある瞬間に避けようのない大きな壁となって人生に立ち塞がることがあります。 それはまるで小さなうねりを重ね合わせた波の動きが突然のように高波となって磯を飲み込む現象と酷似しています。 無事であれば容易にイメージできた最善の結果に至る道が、困難を通り越して不可能の海溝の底深く沈みこみ、最早どう足掻いても取り戻せないとすれば、ぼくらは残された僅かな可能性に一体どのような優先順位をつけ、どんな解決を図ればよいのでしょうか。 危機管理などといっても、ぼくらの日常におけるそれはあまりにも現実感から遠い地平にあるのです。 誰もが納得のいく解決が得られない苦境に際しては、自己の利益を優先させる方法は以ての外で、次のステージへの展望を無視した強引な突破もやがては致命傷に至る無数の傷を生み出すだけの愚かな行為であり、なけなしの知恵を絞って考えるなら、ぼくらのとるべき態度は人を大切にする誠実さ以外にないのではなでしょうか。 仮にそれで当面の目標が遠ざかるのだとしても、人を生かす道の先には必ず次のステージに至る分岐点が存在するに違いないと確かに思うのです。。 文責:石井