国分寺ブログ2021-05-24T15:38:56+09:00

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1307, 2021

【コラム】暦の話⑤ ー土用の丑の日

By |2021年07月13日|Categories: Uncategorized, 国分寺ブログ|Comments Off on 【コラム】暦の話⑤ ー土用の丑の日

「土用」というのは「季節の変わり目」という意味を持つ期間のことで、四立(立春・立夏・立秋・立冬)の直前の18日間を指しています。 一方、「丑」というのは、お気づきの方も多いかと思いますが、十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・馬・未・申・酉・戌・亥)の2番目にくる「うし」の日を指し、カレンダーにはこの十二支が順に当てはめられていていきます。 二つの言葉が組み合わさった「土用の丑の日」ですが、ここまでの解説でお分かりのとおり、少なくとも年に4回、季節毎に訪れる日なのです。ところが、「土用の丑の日」が特に「夏」に限って使われるのは、夏バテや食欲減退を防ぐためにビタミンA・B群の豊富な「鰻(うなぎ)」を食す習慣と結びついているからだと考えられます。ちなみに、18日間に対して十二支を順に当てはめていくと、年によって、また季節によって丑の日が2日存在する場合があります。つまり「土用の丑の日」が同じ季節に2度訪れるわけです。この場合「一の丑」「二の丑」と呼び分けて区別します。 さて、2021年、今年の「(夏の)土用の入り」は7月19日(月)で、この日が「辰(たつ)」にあたるので、「(夏の)土用の丑の日」は7月28日(水)となります。 ここからは「鰻(うなぎ)」の話題です。 ビタミンA・B群が豊富で栄養価の高い鰻を食して、夏バテや食欲減退を防止する習慣というのは、「万葉集」にも詠まれていることから、少なくとも奈良時代にまで遡ることができます。 問題となるのは、この「鰻」と「土用の丑の日」を結び付けたものは何かという点ですね。諸説ありますが、最も有名なエピソードは平賀源内説でしょうか。 売り上げが伸びず悩んでいた知り合いの鰻屋に相談を持ち掛けられた平賀源内が、もともと「土用の丑の日」に「う」の付く食材、例えば「梅干し」「うどん」「ウリ」「牛」「馬」等を食して夏バテを防止するという習慣があったことを利用して、鰻屋の店先に「本日 丑の日」というポスターを貼るように勧めたところ、「う」の付く食材である「鰻」が飛ぶように売れて繁盛した、というエピソードです。 平賀源内は江戸時代中期に生まれ、文武両道、多彩な分野で活躍したいわゆる天才肌の人物です。 現代の日本では、日々の食生活において栄養不足を心配する必要もないため、「鰻」に特別な効果は期待できず、ビタミンA・B群の不足に悩んでいる人を除けば、「土用の丑の日」に「鰻」を食べなければならない科学的な根拠はないようです。 ......

1307, 2021

梅雨の晴れ間

By |2021年07月13日|Categories: 国立ブログ|Tags: , , , , , |Comments Off on 梅雨の晴れ間

昨日は久々にいい天気でしたね。今日はまたもとの曇り空に戻ってしまいましたが・・・土日のゲリラ豪雨にもびっくりしました!先週の土曜は「算数・数学検定」を実施しました。 はじめての実施だったのですが、小学生から高校生まで総勢12名が受検し、真剣に問題に取り組んでいました。全員合格するといいですね。昨日は2回目の「のびっこクラブ体験会」を開催。論語、諺・慣用句、素読、そして10分プリントと、先週と同じ内容で約45分間。楽しく参加してくれたようで、よかったです。夏期講習も楽しみにしていてね!「夏期講習会」のお申し込みを受け付け中です。設置コース・時間帯等はこちらをご覧ください。お問い合わせはこちらからお願いします。お電話のお問い合わせもお気軽にどうぞ。のびっこクラブB日程は残席1名!お申し込みはお早めに。ファインズ国立スクール0425056601

807, 2021

【コラム】暦の話④ -七夕の複雑な事情

By |2021年07月08日|Categories: 国分寺ブログ|Comments Off on 【コラム】暦の話④ -七夕の複雑な事情

7月7日は「七夕」の日とされていますが、この「七夕」は秋の季語であるということをご存じでしょうか。 【暦の話】プロローグで紹介した通り、秋は「立秋~立冬の前日」と定義されますので、旧暦に従えば7月~9月が秋ということで、江戸時代に芸術として完成した俳句(俳諧)において「七夕」は秋の季語となるわけです。 ここで問題が発生します。 「立秋~立冬の前日」という暦に従えば、2021年は8月7日(立秋)~11月6日(立冬の前日)が秋ということになっていて、七夕祭りで有名な神奈川県平塚市や宮城県仙台市(東北三大祭り)では、本来の「立秋」に合わせて8月初旬を祭り期間としています。 一方「7月」という月にこだわれば、七夕は7月7日の行事となります。 どちらが正しいかという判断は難しいところですが、暦に従った8月上旬であれば、「天の川」や「織姫」「彦星」そして「夏の大三角」といった七夕にちなんだ夏の星座たちを、夜空に眺めることができるのに、7月7日は梅雨の最中で、統計によれば4年に1度しか晴れ間を望めず、「星に願いを」かけることは難しくなります。   以上、新暦と旧暦が入り混じって複雑な年中行事のひとつがこの「七夕」なのです。 地域ごとにそれぞれの解釈で行われる「七夕」の行事。果たしてどちらがあるべき姿なのでしょう。 あなたはどう考えますか。 ......

607, 2021

7月

By |2021年07月06日|Categories: 国立ブログ|Tags: , , , , , , |Comments Off on 7月

7月になり、1週間が経とうとしています。鬱陶しい天気が続きますね。校舎の飾りも7月バージョンに変わっています。7月1日は「海開き」、「山開き」でしたが、関東地方では海開きは今年も見送りのようです。富士山では、2年ぶりに山開きが行われたそうです。昨日は、「のびっこクラブ」体験会を行いました。「論語」「諺・慣用句」の音読に続き、図形や数の見方・考え方、ことばの知識などの詰まった「10分プリント」で仕上げ。小1・小2の3人が参加してくれました。ありがとうございました!! 夜は、中1~中3の学力判定テスト。今回は、中3数学で満点の生徒がでました。おめでとう!明日はいよいよ「七夕」国立駅にも笹飾りが。皆さんは何をお願いしますか?ファインズ国立スクール042-505-6601

207, 2021

【コラム】暦の話③ -夏至

By |2021年07月02日|Categories: 国分寺ブログ|Comments Off on 【コラム】暦の話③ -夏至

一年で最も昼間の長い日「夏至」。 今年の「夏至」は6月21日でしたが、では実際どのくらい昼が長いのかというと、北緯35度の東京では昼が14時間34分、夜は9時間26分で、なんと5時間8分も昼が長いのです。 北緯43度の 札幌では昼の長さはさらに長く15時間23分。 北へ行くほど長くなって、北緯66.6度以北の 北極圏では昼の長さが24時間、つまり一日中太陽が沈まない「白夜」の季節となります。 星野道夫さんの著書によれば、アラスカ北極圏の人々は、短い夏のさなか、夏至の日を境に半年も先の冬至の日に向けて坂道を下るように日一日と短くなる昼を感じながら、厳しい冬を乗り越える覚悟と、そして準備を始めるのだそうです。逆に冬のさなか、半年も先の遠くから近付いてくる夏至に向けてゆっくりと長くなっていく昼の時間に希望を見出すのだそうです。 最後に「南中高度」についてまとめておくことにします。 理科の授業で習った人もいるかと思いますが、一日の中で太陽が最も高く昇ったときの日差しと地面の作る角度「南中高度」は、春分の日と秋分の日は<90度-観測点の緯度>、夏至の日は<90度-観測点の緯度+23.4度>、そして冬至の日は<90度-観測点の緯度-23.4度>という式で求めることができます。 北緯35度の東京で具体的に計算すると、春分・秋分が<90-35>で55度、夏至の日が<90-35+23.4>で78.4度、冬至の日が<90-35-23.4>で31.6度となり、夏至の日の南中高度は冬至の日の南中高度のおよそ2.5倍にもなります。

2906, 2021

夏の中1・中2学力診断公開テスト

By |2021年06月29日|Categories: 国分寺ブログ, 国立ブログ, 柿生ブログ|Tags: , , , |Comments Off on 夏の中1・中2学力診断公開テスト

もうすぐ夏休みが始まりますね! 部活動や習い事、友達と遊びに行く予定など夏休みもやることがいっぱいの中学生の皆さん 勉強もしましょう。   「勉強しろ」と言われても、何から始めたらいいの?学校の宿題で十分?今の私の成績は?と分からないことがたくさんあるでしょう。実は中学1・2年生のほとんどがそうだと言われています。 一方で、お兄さんお姉さんがいる世帯や、早くから塾通いをしている生徒はこの夏休みこそ目一杯力を伸ばす時期であることを知っています。 つまり 夏休みは成績の差が大きく開いてしまう時期なのです。 まだ塾通いは早いかな、とお考えの方はぜひ一度ファインズの「学力診断公開テスト」をご受験してみてください。夏休みに克服すべき課題がきっとみつかります。 保護者様向けの進学説明会も同時に行いますので、今年度から大きく変化した中学校の学びや高校受験の今についてお聞きください。 ......

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